2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
君子の道がどうして 現実離れしているのだろうか? 呼吸さえも仁。 君子の道は ほんの少し意識を変えるだけ。 誰でも歩むことができる。 君子の道は、辟えば遠きに行くに必ず邇(ちか)き自りするが如く、辟えば高きに登るに必ず卑(ひく)き自りするが如し…
人にはそれぞれ 良さや取り柄がある。 会社にもそれぞれ 良さや取り柄がある。 一人の人、一つの会社に あれもやれ、これもやれと 求めるのではなく、 良さや取り柄に応じて 仕事を頼みたいと思う。 子曰わく、君子は事え易くして説ばしめ難し。之を説ばしむ…
働くとは、 はた(傍)をらく(楽)にする ということ。 誰かを楽にすることだから、 働くことそれ自体が善 ということになるだろう。 善を積むのは人の道。 人は働くために生きるのだろう。 物に本末有り。事に終始有り。先後する所を知れば、則ち道に近し…
仕事がデキる。 だからといってそれだけで、 人の上に立たせてはならない。 どんなに仕事がデキても 人の上に立たせては いけない人物はいる。 パワハラとか社内イジメが 問題になるのは 能力主義の下、 デキるか否かだけで 人を引き立てているから なのでは…
美しいものを見たり、 聴いたり、味わったりして、 美しいと感動できるのは 人間だけ。 美しいと感動することは 人間を動物から区別し、 人間性を豊かにする。 芸術的センスを養うことは 仁(人の道)と言えるのでは ないだろうか? (前略)夫子憮然として…
ブランドものは確かに魅力的だが 果たして自分が ブランドもののような一流品を 身につけるに相応しい人間なのか を考えると、 ブランドものを欲しがる気持ちは 自然と減退した。 子曰わく、人の己を知らざるを患(うれ)えず、其の不能を患うるなり。(憲問…
わからないもの、 複雑で理解できないものには、 手を出さない、深入りしない。 子路、聞くこと有りて、未だ之を行うこと能わざれば、唯聞くこと有らんことを恐る。(公冶長第五・仮名論語56頁) 子路は学んだことをまだ実践することができなければ、さらに…
自分は自らを分けると書く。 人間は人の間と書く。 人と人との間で切磋琢磨をして 初めて自分を他人と 分けることができ、 自分というものが分かる のではないだろうか? 子貢曰わく、貧しくして諂うこと無く、富みて驕ること無きは如何。子曰わく、可なり。…
夏休みを利用して 「少年よ大志を抱け」で有名な クラーク博士の銅像のある 羊ヶ丘展望台(札幌市)に 行ってきた。 「少年よ大志を抱け」 には続きがあった。 続きの方がむしろ 大事なのではないか? 子曰わく、三軍も師を奪うべきなり。匹夫も志を奪うべか…
旭山動物園は 日本中、いやアジア中から たくさんの来園者を集める。 彼らが落とす宿泊費、 飲食費、交通費、土産代などは 旭川市とその経済圏を潤す。 そんな旭山動物園でも かつてはお客さんが入らず 閉園の危機にあったという。 その危機を救ったのが 行…
人間ほど 創意工夫を出来る動物は無い。 その意味で創意工夫は 仁(人の道)と言える。 創意工夫が仁だからこそ、 自ら進んで創意工夫する人は 活き活きと輝いて見えるのだろう。 人類は創意工夫によって 新たな価値を生み出し、 進化を遂げてきた。 人類の…
「量は質を規定する」 という言葉がある。 量をこなせば自然と質も高まる という意味である。 若い人はがむしゃらに働け と言われる。 がむしゃらに働いて 量をこなすうちに 自然と仕事の質が高まる ということだろう。 人一たびして之を能くすれば、己之を…
世の中には お金で買えないものもある。 むしろお金で買えものの方が 大事なのではないか? 子曰わく、君子は義に喩り、小人は利に喩る。(里仁第四・仮名論語43頁) 孔子先生が言われました。 「君子は義に敏感であるが、小人は利に敏感である」 子曰わく…
先の大戦を 防ぐことができなかったのは 戦前の統治システムに欠陥があったためだろう。 内閣総理大臣と 陸軍大臣・海軍大臣は同列だった。 そのため軍は その意向に反する内閣を倒すことが可能であった。 軍が政治をコントロールしていたと言える。 この反…
人間を含めあらゆる生物は 大自然の恩恵を受ける。 だがその大自然の恩恵に 感謝できるのは人間だけ。 大自然の恩恵に感謝することは 仁(人の道)と言える。 今この瞬間も 無意識にしている呼吸さえも 大自然の恩恵。 呼吸さえも 当たり前と思ってはならな…
社会のニーズに応えるとか 顧客満足度のアップとか 言っているが、 そもそも自分の親を 喜ばせることも出来ないのに、 他人様を喜ばせることが 出来るわけがないと思う。 子夏曰わく、賢を賢として色に易え、父母に事えて能く其の力を竭し、君に事えて能く其…
派手に事業規模を拡大すれば 世間の注目を 集めることは出来る。 だが私は 無理に事業規模拡大したい などとは思わない。 無理に事業規模を拡大すれば 必ずその反動が来る。 反動が来たときに 最も迷惑を受けるのは 親愛なる社員や取引先。 私は事業規模より…
中共は 「中華民族の偉大な復興」 を掲げる。 これにより、 力による現状変更を試み、 周辺諸国との軋轢を生んでいる。 これに対し日本は、 「和をもって貴しと為す」を貫き、 諸外国とは調和を図るべき。 日本の味方をする国の方が 自然と多くなるかと思う…
神道には常若(とこわか) という言葉がある。 常に清浄(新鮮)な心を保つ ことを意味する。 伊勢神宮の式年遷宮も 常若の現れと言える。 次の大学の言葉も 常若の考え方に似せて 解釈すると分かり易いと思う。 湯の盤の銘に曰わく、苟に日に新た日日に新た…
私の子は2歳。 本当によく抱っこを求める。 姪っ子は3歳。 もうあまり 抱っこを求めなくなったという。 論語に書いてあることは 本当かもしれない。 (前略)子曰わく、予の不仁なるや。子生まれて三年然る後に父母の懐を免る。夫れ三年の喪は天下の通喪な…
親からの愛情を実感して 育った子供は 自分の体を大切にする。 自分の体は親の愛情で出来ていると 実感しているからだ。 この感情を「孝」という。 自分を大切にする人は 他人も大切にする。 他人にも親がいて その愛情で出来た存在だと 容易に想像できるか…
仕事でも何でも、 何か重大な判断を 迫られた時、 君子は何のために 生まれてきたのか? という所から考える。 小人は自分にとって 何か利益があるのか? という所から考える。 子曰わく、位無きを患えず、立つ所以を患う。己を知る莫きを患えず、知らるべき…