微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

#その他雇用

会社勤めは道ではない

会社勤めには定年がある。 道に定年はない。 会社に勤めることそれ自体が道なのではない。 天の命ずる之を性と言い、性に率う之を道と言い、道を修むる之を教えと言うなり。 道なる者は、須臾も離る可からざるなり。離る可きは道に非ざるなり。(中庸第一章…

下問を恥じず(論語、公冶長第五⑮)

上司が部下にものを尋ねるのに、 恥じる必要は無いと解釈できる。 だが無条件に恥じる必要が無いのではない。 孔文子がこれをできたのは 行動が俊敏で謙虚に学ぶことを好んだからであろう。 行動が俊敏で謙虚に学ぶ人格を 形成していたからこそ、 部下にもの…

天職に暇は無いが、リフレッシュは必要だ

天職に暇は無い。 自分の仕事をよくしようと いつもいつでも考えるものだからだ。 とはいえ、 リフレッシュは必要。 でないと、 心を新鮮に保つのは難しい。 心が新鮮でなければ、 進化するための 新たなアイデアは浮かばない。 天職遂行のための リフレッシ…

生きるために働くのか?、働くために生きるのか?

働くとは、 はた(傍)をらく(楽)にする ということ。 誰かを楽にすることだから、 働くことそれ自体が善 ということになるだろう。 善を積むのは人の道。 人は働くために生きるのだろう。 物に本末有り。事に終始有り。先後する所を知れば、則ち道に近し…

デキるというだけで人を引き立てていないか?

仕事がデキる。 だからといってそれだけで、 人の上に立たせてはならない。 どんなに仕事がデキても 人の上に立たせては いけない人物はいる。 パワハラとか社内イジメが 問題になるのは 能力主義の下、 デキるか否かだけで 人を引き立てているから なのでは…

職場での人間関係に悩む

職場での人間関係に悩む。 そのせいでいつ辞めようかと考えてしまう。 でも、 何かのご縁があって頂いた今の仕事。 人間関係に悩んで後ろ向きになるよりも、 まずはこの仕事に誠心誠意取り組み 最善を尽してみようと思う。 必ず理解者は現れる。 子曰わく、…

たとえ雑用でも

どんな小さな仕事でも たとえ雑用のような 仕事であっても、 その仕事を好きになり 楽しめるような工夫をする。 子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。(雍也第六・仮名論語74頁) 孔子先生は言われました。 …

不平・不満・陰口を言わないようにするには

『「常に不平を抱き、不満を持って、何か陰口を叩いたり、 やけのようなことをいって、その日その日をいかにも雑然、 漫然と暮らすということは、人間として一種の自殺行為です。 社会にとっても非常に有害です。毒であります」 では、どういう生き方をすれ…