微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

孔子も知識偏重を戒めた

孔子も知識偏重を戒めた。 子曰わく、知は之に及べども仁之を守ること能わざれば、之を得ると雖も必ず之を失う。知は之に及び仁能く之を守れども、荘以て之に臨まざれば、則ち民敬せず。知は之に及び仁能く之を守り、荘以て之に臨めども、之を動かすに礼を以…

他人の評価は気にしない

他人の評価は気にしない。 子曰わく、人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり。(学而第一・仮名論語10頁) 孔子先生は言われました。 「人に認められないことを心配するのではない。自分が人を認めていないのではないか?と心配するのだ」 …

洒掃、応対、進退(論語、子張第十九③)

洒掃は清掃、整理整頓。 応対は挨拶、世辞。 進退は立ち居振る舞い。 子游曰わく、子夏の門人小子、洒掃応対進退に当たりては則ち可なり。抑末なり。之に本づくれば則ち無し。之を如何。子夏之を聞きて曰わく、噫、言游過てり。君子の道は孰れをか先に伝え、…

父母在せば、遠く遊ばず(論語、里仁第四⑲)

旅に限らず、 親に余計な心配をかけない、と解釈する。 子曰わく、父母在せば、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方あり。(里仁第四・仮名論語44頁) 孔子先生が言われました。 「父母の存命中は、遠くへ旅に出ないことだ。やむを得ず遠くへ旅するときは、父母に…