微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉じゃなくて行動で示す

言葉じゃなくて行動で示す。 子曰わく、君子は言に訥にして、行に敏ならんと欲す。(里仁第四・仮名論語46頁) 孔子先生が言われました。 「君子は、口数を少なく、行動を機敏にしようと思うものだ」 子曰わく、剛毅木訥、仁に近し。(子路第十三・仮名論…

過ちは交友関係から生じる

過ちは交友関係から生じる。 交友関係に気を付ける。 子曰わく、人の過や、各々其の党に於てす。過を観て斯に仁を知る。(里仁第四・仮名論語40頁) 孔子先生が言われました。 「人の過ちは、その人の仲間内から生じるもの。過ちを観察して、その人が仁に…

堯は舜に譲り、舜は禹に譲った

最初に天子の位に即いたのは堯。 堯は舜にその位を譲った。 舜は禹にその位を譲った。 天子の位は譲ることができる。 堯曰わく、咨、爾舜、天の暦数、爾の躬に在り。允に其の中を執れ。四海困窮せば、天禄永く終えん。舜も亦以て禹に命ず。曰わく、予小子履…

木鐸はメッセンジャー

木鐸とは木製の舌のある金属製の鈴。 法令などを民に知らせる時に振り鳴らしたという。 分かり易く言えば、メッセンジャーだろうか。 孔子先生はメッセンジャーということになる。 儀の封人、見えんことを請う。曰わく、君子の斯に至るや、吾未だ嘗て見える…

忠信を主とし(論語、学而第一⑧)

忠信を主とするのは、君子の大道を得るがためである。 子曰わく、君子、重からざれば則ち威あらず。学べば則ち固ならず。忠信を主とし、己に如かざる者を友とする無かれ。過てば則ち改むるに憚ること勿かれ。(学而第一・仮名論語4頁) 孔子先生が言われま…