微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一番よりも一流に

ライバルも 頑張っているわけだから、 自分がどんなに頑張っても、 一番になれる保証は無い。 だから一番になることよりも、 一流になることに 心血を注ぎたい。 一番という 人が認めるものよりも、 一流という 天が認めるものになりたい。 一番は必ずしも …

離職率の高い会社と取引したくない

担当がコロコロ変わる。 従業員がよく辞めていくようだ。 そんな会社と取引したいとは思わない。 葉公、政(まつりごと)を問う。子曰わく、近き者説(よろこ)べば、遠き者来(きた)る。(子路第十三・仮名論語191頁) 葉公が政治について大切なことを…

職場での人間関係に悩む

職場での人間関係に悩む。 そのせいでいつ辞めようかと考えてしまう。 でも、 何かのご縁があって頂いた今の仕事。 人間関係に悩んで後ろ向きになるよりも、 まずはこの仕事に誠心誠意取り組み 最善を尽してみようと思う。 必ず理解者は現れる。 子曰わく、…

すぐに結果と言われても…

成果主義だとか、 結果を残せとか、 世間一般はすぐに結果を求める。 けど、 本物の成果とか結果って すぐに出せるものではない。 子曰わく、人の生くるや直し。之を罔いて生くるや、幸いにして免るるなり。(雍也第六・仮名論語74頁) 孔子先生が言われま…

憲法9条は論語に通ず

前回みてきたように 論語には複数の解釈が可能な章句がある。 憲法9条も複数の解釈が可能である。 憲法第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段…

温故知新、二つの意味

一つの章句で複数の解釈が可能。 これも論語の面白さの一つ。 たとえば温故知新。 子曰わく、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、以(もっ)て師と為るべし。(為政第二・仮名論語16頁) 解釈は次の2パターン。 どちらかが正しいというものではな…

怖い絵本も大切(ねないこだれだ)

もうすぐ2歳になる長男。 毎月ブッククラブから絵本が届く。 この絵本が届いたのは半年くらい前。 怖がるけれども 何故か何度も何度も読んでくれとせがまれる。 彼は本当におばけを恐れている。 寝る時間になっても遊んでいる時は、 「おばけに連れて行かれ…