2019-01-01から1年間の記事一覧
舗仁。 仁の磨き合いをするのが本当の友達である。 曽子曰わく、君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔く。(顔淵第十二・仮名論語179頁) 曽先生が言いました。「君子は、文をもって友と会し、友をもって仁を磨く助けとする」 子貢曰わく、貧しくして諂…
宿命は変えられない。 変えられないのであれば、 宿命を嘆くよりも、 宿命を好きになり、 楽しんだ方が良いに決まっている。 子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。(雍也第六・仮名論語74頁) 孔子先生は言…
令には、 よいという意味があるので、 令和とは、よく和するという意味に解釈できる。 よく和するとはすなわち、 和を礼で調節することを説いた 次の論語の章句で表されている。 有子曰わく、礼の和を用て貴しと為すは、先王の道も斯を美と為す。小大之に由…
一人ひとりの個性を認め、 良いところは伸ばし、 悪いところは抑える。 子曰わく、君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人は是に反す。(顔淵第十二・仮名論語172頁) 孔子先生が言われました。 「君子は、人の美点(長所)を成就させ、人の悪い所(短…
第一子長男の通う保育園から 2018年度父母会会長を仰せつかっている。 卒園式では式辞を述べる機会を頂いた。 子供の成長の喜び、 園や先生方への感謝など 言いたいことは沢山だが、 次の章句を主題として話すことに決めた。 孟武伯、考を問う。子曰わく、父…
孝という漢字は、 子が老(親)を背負うだけでなく、 老(親)が子を抱くことも示している。 江戸後期から明治初期の我が国は、 欧米人から「子供の楽園」と評されていた(「逝きし世の面影」より)。 もっと子供を大事にする社会に戻って良いのだと思う。 …
温故知新、 特に知新を「新たな知見を得る」と解釈するのには賛成しない。 現代でも通用する真理を知ると解釈するべきと思う。 真理とは新理であって、 いつの時代でも古びることなく真新しい。 リーダーとなるに相応しいのは、 その真理(新理)を知る人物…
分かり易く言えば、 悪い友達と付き合うな、 ということだろう。 子曰わく、人の過や、各々其の党に於てす。過を観て斯に仁を知る。(里仁第四・仮名論語40頁) 孔子先生が言われました。 「人の過ちは、その人の仲間内から生じるもの。過ちを観察して、そ…