微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

中華民族の偉大な復興にどう対抗するか?

中華民族の偉大な復興」
を掲げる。
これにより、
力による現状変更を試み、
周辺諸国との軋轢を生んでいる。
 
 
これに対し日本は、
「和をもって貴しと為す」を貫き、
諸外国とは調和を図るべき。
日本の味方をする国の方が
自然と多くなるかと思う。
 
 
有子曰わく、礼の和を用て貴しと為すは、先王の道も斯を美と為す。小大に由れば、行われざる所あり。和を知りて和すれども礼を以て之を節せざれば、亦行うべからざるなり。(学而第一・仮名論語7頁)
有先生が言いました。
「礼において和を貴いとするのは、私一人の考えではない。古代の聖王たちもそれを美しいことと考えた。だからといって和だけに頼ると、うまく行かないことがある。和の貴いことを知って、和しても礼をもって調節しないと、うまく行かないのである」