微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

論語と詩・歌・音楽など

詩を学ぶ意義

人類は 文字を発明する遙か前から 詩を作り伝承していた。 詩は言葉や文章を 一定のリズムや韻律で並べ、 人々に感動を与える。 感動は人々の心を洗い清める。 心が洗い清められると 悪いことをしたいと思わなくなる。 だから孔子先生は詩を学ぶことを 推奨…

美しい音楽は心をきれいにする

美しい音楽を聴くと感動する。 感動すると心が洗われてきれいになる。 心がきれいになると、 悪いことをしようと思わなくなる。 だから孔子先生は 美しい音楽が好きだったのだろう。 子、齊に在りて韶を聞く。三月、肉の味を知らず。曰わく、図らざりき、楽…

美しいと感動できるのは人間だけ

美しいものを見たり、 聴いたり、味わったりして、 美しいと感動できるのは 人間だけ。 美しいと感動することは 人間を動物から区別し、 人間性を豊かにする。 芸術的センスを養うことは 仁(人の道)と言えるのでは ないだろうか? (前略)夫子憮然として…

そういうことだったのか!

論語の中で孔子先生は、詩が重要だよ、と言っています。 論語には、そんな章句がいくつか出てきます。 文学的センスがまるで無い私は、その意味が全く分かりませんでした。 しかし、下の新聞記事を読んで、衝撃を受けました。 孔子先生は、こういうことを伝…