微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

「新たにする民」は創意工夫をする人々

人間ほど
創意工夫を出来る動物は無い。
 
その意味で創意工夫は
仁(人の道)と言える。
 
創意工夫が仁だからこそ、
自ら進んで創意工夫する人は
活き活きと輝いて見えるのだろう。
 
人類は創意工夫によって
新たな価値を生み出し、
進化を遂げてきた。
人類の進化の歴史は
創意工夫の歴史とも言える。
 
次の大学にある言葉も
創意工夫によって新たな価値を
生み出すことの大切さを
説いたものと解釈するべきと思う。
 
 
康誥に曰わく、新たにする民を作(おこ)すと。(大学・仮名大学6頁)
康誥(書経の一篇)には、「自ら進んで創意工夫をして新たな価値を生み出す人々を育成する」という言葉がある。