微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

#練習用

なかなかブログの時間を確保できない

景気回復しているためか、 多くの仕事を頂いている。 増税への対応で事務作業も増えている。 なかなかブログの時間を確保できない。 これわが憂いなり。 子曰わく、徳の修まらざる、学の講ぜざる、義を聞きて徒(うつ)る能わざる、不善の改むる能(あた)わ…

仕事増大+子ども風邪=

仕事が立て込んでいた。 子曰わく、富(とみ)と貴(たっとき)とは、是(こ)れ人の欲する所なり。其(そ)の道を以(もっ)て 之(これ)を得ざれば、処(お)らざるなり。貧(まずしき)と賤(いやしき)とは、是れ人の悪(にく)む所なり。其の道を以て…

楽な道と困難な道、選ぶべきは?

楽な道と困難な道、どちらに行くべきか? あえて困難な道を選ぶのが 仁(人の道)なのだと思う。 樊遅、知を問う。子曰わく、民の義を務め、鬼神を敬して之を遠ざく、知と言うべし。仁を問う。曰(のたま)わく、仁者は難(かた)きを先にして獲ることを後に…

良い大学・良い会社に入ることが使命なのか

自殺者が全体では減少しているにもかかわらず、 若年層では自殺が増えているというニュースがあった。 進路の悩みや就職の失敗がその理由であるらしい。 人間という高度に知的な生命体に生を受けた以上、 人間一人一人には必ず天から使命を与えられている。 …

中庸は孔子の真意

中庸を書いたのは、孔子の孫・子思(しし)。 中庸は「孔子の真意を述べた」ものとされる。 このゆえに子思は「述聖」と称される。 孔子といえば、論語がある。 しかし、論語だけでは孔子の真意は分かりにくい。 なぜなら、論語は孔子の言葉を集めたものに過…

絶対秘密のブログです

このブログの存在を 現実の人たちに知られるわけにはいかないのです。 子曰わく、君子は其(そ)の言(ことば)の其の行(おこない)に過ぐるを恥ず。(憲問第十四・仮名論語216頁) 孔子先生が言われました。 「君子は、自分の言葉が自分の行い以上にな…

孔子の後継者(論語は誰が作ったか?2)

(前回からの続き) 論語にはたくさんの孔子の弟子が登場する。 なのに何故、論語を作ったのが曽子の弟子たちだったのであろうか?? それは、 孔子の真意を最もよく受け継いでいた弟子が 曽子であったからと思われる。 孔子の真意を最もよく受け継いでいた…

論語は誰が作ったか?

(前回からの続き) 論語を作ったのは誰なのか、 正確には分かっていないようである。 しかし論語を作るに当たり中心的な役割を果たしていたのが 曽参の弟子たちであろうことは推測ができる。 その理由は次の通り。 論語には数多くの弟子たちが登場するが、 …

嫌いな人に心を乱されない

前回(http://blogs.yahoo.co.jp/rihito141/7690225.html)からの続きになります。 前回は、不善の人からは嫌われた方が健全だ、と書きました。 だからといって、 不善の人をこちらから積極的に嫌う必要は無いようです。 子曰わく、(中略)人にして不仁なる…

嫌われては意味が無い

前回(http://blogs.yahoo.co.jp/rihito141/7276025.html)の続編です。 どんなに論語に感動してそれを伝えたくなっても、 論語を使って話しをしていては、嫌われるだけでしょう。 子游曰わく、君に事(つか)うるに数(しばしば)すれば、斯(ここ)に辱(…

HNを改めました

HNを改めました。 論語の中では里仁篇に特に好きな章句が多いので、 なんとなく「理仁」(りひと・rihito)と名乗っておりました。 しかし、皇族男子でもないのに「○仁」と名乗るのはいかがなものかと思い始めました。 「大学」と「中庸」を「礼記」から抽出…

福島・相馬へ転勤

先日、たまたま学生時代の友人に連絡をする機会があり、 数年ぶりにメールを送りました。 すると、福島の相馬へ転勤になっていたとのこと、、、。 彼が言うには、 「こっちは、車で5分も行けば、津波で街ごと流されたままの状態」と。 さらに曰わく、「家族…

何をやっても三日坊主

得意だからといって、 好きだからといって始めたものの、 長続きしない。 継続するには、それを楽しむことが必要なのだろう。 子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如(し)かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。(雍也第六・仮名論語74頁) 孔子先…

「不惑」・「知命」・「耳順」の誤解

「論語」の中で、最もよく引用される言葉は、おそらくこれらでしょう。 「志学」(15歳)、「而立」(30歳)、「不惑」(40歳)、 「知命」(50歳)、「耳順」(60歳)、「従心」(70歳)。 これらの言葉は、この章句に由来します。 子曰わく、…