前回(http://blogs.yahoo.co.jp/rihito141/7690225.html)からの続きになります。
前回は、不善の人からは嫌われた方が健全だ、と書きました。
だからといって、
不善の人をこちらから積極的に嫌う必要は無いようです。
子曰わく、(中略)人にして不仁なる、之を疾(にく)むこと己甚(はなはだ)しければ乱(みだ)る。(泰伯第八・仮名論語103頁)
孔子先生が言われました。
「不仁の人を憎むことが甚だしいと、(自分の心が)乱れる。」
人を嫌うことに過ぎれば、
自分の心まで乱れてしまいます。
どうやら、仁に志せば、
心を乱されることなく、
正しく人を好み、正しく人を嫌うことができるようです。
では、仁とは、何でしょうか。(つづく)