微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

愛子さまと論語

今日(12月1日)、
敬宮愛子内親王殿下(愛子さま)は11歳の誕生日を迎えられました。

心よりお慶び申し上げます。
 
 
今日の日を記念して、
愛子さまのお名前と論語との関係について書かせて頂きます。

愛子さまのお名前は、
次の論語の言葉に由来すると言われます。
 
 
樊遅、仁を問う。子曰わく、人を愛す。(後略)(顔淵第十二・仮名論語177頁)
弟子の樊遅が、孔子先生に「仁」について尋ねました。
孔子先生は答えられました。
「人を愛することだよ。」
 

仁=愛です。
 

「仁」は、
平安時代以来、皇族男子のお名前に付けられる漢字であります。
愛子さまは女子ですので、「仁」は付けられません。
しかし、愛子さまは、天皇陛下の直孫であります。
そのため、「仁」に相応しい「愛」というお名前が付けられたのかもしれません。
 
 
『2月の天皇陛下の心臓手術時は、お見舞いの手紙や花を送られた。11月に葉山御用邸で静養した際、近くで収穫したトマトなどを両陛下に届けられた。東日本大震災を受け節電にも熱心という。』
(今朝の日本経済新聞より抜粋)
 
 
愛子さまの今後ますますのご成長を心よりお祈り申し上げます。