微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

いじめ撲滅ための道徳授業を

ショッキングないじめによる自殺が再び。。
いじめは、卑劣。本当に卑劣。
 
 
いじめに関して以前、
学校が楽しい場所となるように 」という記事を書きました。
予想以上に反響があったので、リンクを貼っておきます。
 

思えば、小学校には、「道徳」なる授業がありました。
でも、何をやっていたのか、まったく記憶にありません。
せめて、この論語の章句だけでも毎回クラスみんなで素読しては…、などと愚考します。
孔子が「一生涯行ってゆくべき大切なもの」と考えていた言葉です。
 

子貢問うて曰わく、(いちげん)にして以(もっ)て身を終(お)うるまで之(これ)を行うべき者有りや。子曰わく、其(そ)れ恕(じょ)か。己(おのれ)の欲せざる所、人に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ。(衛霊公第十五・仮名論語237頁)
弟子の子貢が尋ねました。
「生涯行っていくべき大切なことを、たった一言で表すとすれば、何でしょうか?」
孔子先生が答えられました。
「それは恕であろうか。自分にされたくないことは、他の人にもしないことだよ」
 
 
道徳の授業で毎回クラスみんなで唱えれば、
道徳の授業も少しは子どもたちの心に刻まれるものになるのではないでしょうか。