微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

論語とは(孔子の論語ではない)

論語孔子が書いた本ではない。
なので「孔子論語」という言い方は間違っているように思う。
 

論語とは、
孔子の言葉として伝えられるものを集め、
「本当に孔子の言葉なのかどうか」を議しながら作った録集なのである。
(伊與田覺先生監修「論語一日一言」の前書きを参考にしています)
 
 
では、孔子は何をした人なのだろうか?
孔子は自分自身のことを次のように述べている。
 
 
子曰わく、黙(もく)して之を識(しる)し、学びて厭(いと)わず、人を誨(おし)えて倦(う)まず。何か我に有らんや。(述而第七・仮名論語80頁)
孔子先生が言われました。
「静かに人としての道を識別し、それを学んで飽きることがなく、それを教えて嫌になることもない。その他に私に何があるのだろうか。」
 
 
孔子論語を作ったのではないとして、
それでは一体誰が論語を作ったのだろうか??(
つづく