人間なら誰だって間違いはある。
大切なのは間違えないことではなく、
①すぐに修正すること。
②同じ間違えを繰り返さないこと。
哀公問う、弟子、誰か学を好むと為す。孔子対(こた)えて曰わく、顔回なる者有り、学を好めり。怒りを遷(うつ)さず、過(あやまち)を弍(ふた)たびせず。不幸短命にして死せり。今や則ち亡し。未だ学を好む者を聞かざるなり。(雍也第六・仮名論語66頁)
哀公(魯国の君主)が「弟子の中で本当に学を好む者は誰か」と尋ねられました。
孔子先生は答えられました。
「顔回という者がおりました。彼は怒ったときでも、その怒りを関係のない者にまでうつすようなことはしませんでした。同じ過ちを繰り返すようなこともしませんでした。しかし、不幸にも若くして死んでしまい、もうこの世にはおりません。それからは、本当に学を好む者はいないようでございます」
哀公(魯国の君主)が「弟子の中で本当に学を好む者は誰か」と尋ねられました。
孔子先生は答えられました。
「顔回という者がおりました。彼は怒ったときでも、その怒りを関係のない者にまでうつすようなことはしませんでした。同じ過ちを繰り返すようなこともしませんでした。しかし、不幸にも若くして死んでしまい、もうこの世にはおりません。それからは、本当に学を好む者はいないようでございます」
③間違えを少なくしようと努めること。
蘧伯玉(きょはくぎょく)、人を孔子に使いせしむ。孔子之と坐(ざ)して、問うて曰わく、夫子何をか為す。対えて曰わく、夫子は其(そ)の過(あやまち)を寡(すく)なくせんと欲して、未だ能(あた)わざるなり。使者出ず。子曰わく、使いなるかな、使いなるかな。(憲問第十四・仮名論語215頁)