論語には
約500もの章句があるが、
ある3つのテーマが何度も
ある3つのテーマが何度も
繰り返されている。
その3つとは
1.楽しく学び実践する
2.良き友を持つ
3.君子(立派な人)はどんな人物か?
1.楽しく学び実践する
2.良き友を持つ
3.君子(立派な人)はどんな人物か?
この3つを見事に
凝縮している章句が
論語全体の最初に
論語全体の最初に
置かれた章句である。
子曰わく、学びて時に之を習う、亦説ばしからずや。朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。人知らずして慍みず、亦君子ならずや。(学而第一・仮名論語1頁)
孔子先生が言われました。
「学んだことを時に応じて実践・習得する。なんと喜ばしいことではないか。同じ道を学ぶ友が遠方から来てくれる。なんと楽しいことではないか。自分のことを人に知られなくても、怨むことない。なんと立派な人物ではないか」
孔子先生が言われました。
「学んだことを時に応じて実践・習得する。なんと喜ばしいことではないか。同じ道を学ぶ友が遠方から来てくれる。なんと楽しいことではないか。自分のことを人に知られなくても、怨むことない。なんと立派な人物ではないか」
この章句は、
「論語三大テーマ」が
凝縮されているため、
「小論語」とも言われる。
「小論語」とも言われる。
さらにこの章句は、
論語全体の最後の章句と
つながっている。
孔子先生が言われました。
「天命を知らなければ、君子の資格は無い。礼を知らなければ、社会に立つことはできない。言葉を知らなければ、人を知ることはできない」
論語全体の最初と最後を
合わせて読むと、
3.君子は天命を知り、
たとえ人に認められなくても、
その実現に努めてやまない人物であり
(つづく君子とはどんな人物か?)、
1.楽しく学び実践する対象は礼であり
(つづく「礼」とは何か?・孔子は実践を重んじる)、
2.言葉を知らなければ、
良き友をもつことはできない
と読むことができる。