微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

初詣は新たにして省く

新年おめでとうございます。
本年が良い年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

元旦の今日は早速、初詣に行ってきます。
気持ちを新たにして、良くない心を省いてきます。
 
 
(とう)の盤(ばん)の銘(めい)に曰わく、苟(まこと)に日(ひ)に新(あら)た日日(ひび)に新たに、又(また)(ひ)に新たならんと。(大学・仮名大学6頁)
殷王朝の初代・湯王が使っていた洗面器には、「本当に毎日、自分を新鮮にして停滞することがないように」という言葉が刻まれていた
 
 
曽子曰わく、吾(われ)(ひ)に吾(わ)が身を三省す。人の為に謀(はか)りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか。(学而第一・仮名論語2頁)
曽先生が言いました。
「私は、自分自身を何度も省みて、良くないところを省くようにしている。たとえば、人からの相談ごとに誠心誠意に対応したかどうか、友だちに嘘や偽りを言わなかったかどうか、そしてまだ習得できていないようなことを人に教えてしまわなかったかどうか。」