微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

秋分の日にちなみ

今日は秋分の日ですので、それにちなんだ論語をどうぞ。
 
孔子先生の弟子の曽子が言いました。
 親の最期を心から丁重にして、
 そして先祖の祭礼を心を込めて手厚く行えば、
 人々の徳は厚くなるものだよ。
 
 曽子曰わく、終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに帰す。(学而第一・仮名論語5頁)
 
孔子先生は、先祖を祭るときは先祖が目の前にいるかのように、
 神を祭るときは神が目の前にいるかのように、心を込めて祭られた。
 
 祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす。(八佾第三・仮名論語28頁)
 
この三連休には、お子様やお孫様を連れて、
お墓参りをしてみては如何でしょう。
ご先祖様がそこにおられるかのように心を込めて…
きっとその子の徳は厚く帰すことでしょう。