2018-06-01 徳は純粋にしてゆくもの ひとりごと #倫理学 文王の徳は純粋であったという。 徳とは純粋にしてゆくものなのだろう。 詩に云わく、維れ天の命、於穆として已まずと。蓋し天の天たる所以を曰うなり。於乎顕ならざらんや、文王の徳の純なると。蓋し文王の文たる所以を曰うなり。純も亦已まざるなり。 詩経には、天の命(原動力)は深遠として終わりが無いとあるが、この深遠として終わりが無いことが天の天たる所以である。純然な文王の徳が顕れないことがあるだろうか。この純然さが文王の文たる所以である。純然もまた終わりが無いのである。