魯公は周公の子。
周公は自らの子を魯公とし、
魯の国を治めさせた。
この魯の国で孔子が生まれた。
孔子の時代の魯公は、哀公・定公であった。
周公、魯公に言いて曰わく、君子は其の親を施てず、大臣をして以いられざるを怨ましめず、故旧、大故無ければ、則ち棄てず。備わらんことを一人に求むる無かれ。(微子第十八・仮名論語289頁)
周公が魯公に言われました。
「君子は、親族を忘れず、重臣たちが重用されないからといって怨むことがないように配慮し、古なじみに大きな過ちが無ければ見捨てるようなことはしない。一人の人に何もかも備わることを求めてはならない」