微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

自分はどうかと、、、

子曰わく、賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自(みずか)ら省みるなり。(里仁第四・仮名論語44頁)
孔子先生が言われました。
「知徳の優れた人を見れば自分もそうなりたいと思い、
つまらない人を見れば自分はどうかと内省する。」
 
 
子曰わく、三人行えば、必ず我が師有り。其の善き者を択(えら)びて之に従い、其の善からざる者にして之を改む。
(述而第七・仮名論語88頁)
孔子先生が言われました。
「三人の人と行動を共にすれば、必ず先生になる者がいる。
三人の内、よい人を選んで従い、よくない人を見ては自分はどうかと反省して改める。」
 
 
「吾十有五にして学に志し」(為政第二・仮名論語12頁)とあるように、
孔子先生は、15歳の頃、学問に志しました。
どのように学んで行ったのか、上の二つの章句から窺い知れます。
 
不肖ながら私も、身近なところから学んで自分はどうかと省みることを、
心がけてゆきたいと思います。