微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

「和して同ぜず」は付和雷同の戒め

自分に一定の意見が無く、
他人の意見にわけも無く賛同する。
 
これを付和雷同という。
 
次の章句は
付和雷同を戒めていると
考えられる。
 
 
子曰わく、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。(子路第十三・仮名論語196頁)
孔子先生が言われました。
「君子は人との調和を図るが、見境なく人に同調するようなことはしない。これに対し小人は、見境なく人に同調し、人と真に調和することは無い」