微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

水を楽しむ(論語、雍也第六㉓)

「知者は水を楽しむ」とは
どういうことだろうか?
 
 
水は変化を表す。
 
世の中には
変化しないものは無い諸行無常)。
 
それゆえ人間は、
変化に脅えるのではなく、
変化に適応して進化せねばならない
 
 
知者には
 
 
それゆえ知者は、変化の中にも
仁を見出すことができる。
 
それゆえ知者は、
変化に脅える必要が無く、
むしろ変化を進化の機会と捉え
楽しむことができる、
ということではないだろうか?
 
 
子曰わく、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。知者は楽しみ、仁者は寿(いのちなが)し。(雍也第六・仮名論語76頁)
孔子先生が言われました。
「知者は水を楽しみ、
仁者は山を楽しむ。知者は活動的で、仁者は静寂的である。知者は楽しみ、仁者は長寿である」