2014-10-09 水を楽しむ(論語、雍也第六㉓) 章句解説(その他) #哲学 「知者は水を楽しむ」とは どういうことだろうか? 水は変化を表す。 世の中には 変化しないものは無い(諸行無常)。 それゆえ人間は、 変化に脅えるのではなく、 変化に適応して進化せねばならない。 知者には 仁(人のあるべき道)を見分ける判断力があった。 それゆえ知者は、変化の中にも 仁を見出すことができる。 それゆえ知者は、 変化に脅える必要が無く、 むしろ変化を進化の機会と捉え 楽しむことができる、 ということではないだろうか? 子曰わく、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。知者は楽しみ、仁者は寿(いのちなが)し。(雍也第六・仮名論語76頁) 孔子先生が言われました。 「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は活動的で、仁者は静寂的である。知者は楽しみ、仁者は長寿である」