微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

知は仁を見分ける判断力

知とは
物事を本質から判断すること
であった。
 
人間の本質、
つまり人間の人間たる所以を
考えることは、
人間のあるべき道を
考えることであり、
人間のあるべき道は
である。
 
知とは
仁を見分ける判断力であると
言えそうである。
 
 
子曰わく、仁に里るを美と為す。択びて仁に処らずんば、焉んぞ知なるを得ん。(里仁第四・仮名論語37頁)
孔子先生が言われました。
「心に仁をおくことが美しい。心に選んで仁をおかなれば、どうして知者と言えようか?」