微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

朝に道を聞けば

仁とは人の道。
理想的な人間社会の姿でもある。
 
孔子先生は仁が実現すれば
死んでしまっても
構わないとまで思っていた。
 
天命とはそれほどまで懸命に
追い求めるものなのだろう。
 
 
子曰わく、朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり。(里仁第四・仮名論語41頁)
孔子先生が言われました。
「ある日の朝、私の理想とする人間社会が実現したと聞くことができれば、その日の夕に死んでしまっても構わない」