微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

お客様から頂くお代は投資

お客様から頂くお代というものは
モノやサービスを
提供したことに対する対価
と考えるよりむしろ、
 
昨日より今日、今日より明日、
さらにより善いモノやサービスを
提供していくための投資
と考えるべきなのかもしれない。
 
 
子曰わく、学は及ばざるが如くするも、猶を失わんことを恐る。(泰伯第八・仮名論語106頁)
孔子先生が言われました。
「まだまだ及ばないような気持ちで学んでいる。それでもなお、その気持ちを失ってしまわないかと恐れている」
 
 
子曰わく、鄙夫(ひふ)は与(とも)に君に事うべけんや。其の未だ之を得ざれば、之を得んことを患え、既に之を得れば、之を失わんことを患う。苟(いやし)くも之を失わんことを患うれば、至らざる所無し。(陽貨第十七・仮名論語271頁)
孔子先生が言われました。
「志が卑しい人とは、一緒に君主に仕えることができない。まだ地位や報酬を得ていないときは、どうやって得ようかと心配するが、そのくせ一度得てしまうと、それを失うことばかり心配する。そんなことを心配しているようでは、何をしでかすか分からない」