仁とは人の道であり、
人の道は誠であり、
誠は感化育成である。
唯天下の至誠のみ、能く其の性を尽くすことを為す。能く其の性を尽くせば則ち能く人の性を尽くす。能く人の性を尽くせば、則ち能く物の性を尽くす。能く物の性を尽くせば、則ち以て天地の化育を賛す可し。以て天地の化育を賛す可ければ、則ち以て天地と参す可し。(中庸第二十二章・仮名中庸53頁)
天下の誠(人の道)に至った人のみ、自分の個性・特性を出し尽くすことができる。自分の個性・特性を出し尽くすことができれば、他人の個性・特性をも出し尽くすことができる。他人の個性・特性を出し尽くすことができれば、人間以外万物の個性・特性をも出し尽くすことができる。万物の個性・特性を存分に出し尽くすことができれば、天地が行う万物の感化育成を賛助することができる。天地が行う万物の感化育成を賛助することができれば、天地のはたらきに参画することができる。
天下の誠(人の道)に至った人のみ、自分の個性・特性を出し尽くすことができる。自分の個性・特性を出し尽くすことができれば、他人の個性・特性をも出し尽くすことができる。他人の個性・特性を出し尽くすことができれば、人間以外万物の個性・特性をも出し尽くすことができる。万物の個性・特性を存分に出し尽くすことができれば、天地が行う万物の感化育成を賛助することができる。天地が行う万物の感化育成を賛助することができれば、天地のはたらきに参画することができる。