微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

巧言令色、鮮なし仁(論語、学而第一③)

仁は見せかけであってはならない。
 
このことを最も端的に表した章句と言える。
 
のちの陽貨第十七にも
全く同じ章句が存在する。
 
とても大事なことだから
最初から三番目にも
置かれたのではないだろうか?
 
 
子曰わく、巧言令色、鮮なし仁。(学而第一・仮名論語2頁)
孔子先生が言われました。
「口先がうまく、見せかけの良い表情を作る。こういう人には、仁の心は少ないだろう」
 
 
とはいえ、
見た目をおろそかにしていい
というわけではない。
そのことを表す章句も存在する(つづく