微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

いつも嬉しそうで明るい人

人としての道を学んで
習得すると、
嬉しくて性格が自然と明るくなる。
 
いつも嬉しそうで
明るい人のところには、
人がたくさん集まって友だちも増える。
 
だが、人がいつも自分のことを
認めてくれるとは限らない。
それでも不平不満を言わず、
人としての道を学んで習得することを怠らない。
 
こういう人こそ、
立派な人なのだろう。
 
 
子曰わく、学びて時に之を習う、亦ばしからずや。朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。人知らずして慍みず、亦君子ならずや。(学而第一・仮名論語1頁)
孔子先生が言われました。
「学んだことを時に応じて実践・習得する。なんと喜ばしいことではないか。同じ道を学ぶ友が遠方から来てくれる。なんと楽しいことではないか。自分のことを人に知られなくても、怨むことない。なんと立派な人物ではないか」
 
 
論語全体を読んで見えてくる
孔子先生のお人柄。
それをよく表している章句と言われている。