微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

分かり易く伝えることは仁だろう

難しいことを
難しく説明しても伝わらない。
無駄に長話しや長い文章、
専門用語を用いた説明には
うんざりだ。

中学生でも理解できるような
分かり易い言葉を使って
極力手短かに説明することは、
仁(人の道)なのだろう。


子曰わく、辞(じ)は達するのみ。(衛霊公第十五、仮名論語244頁)
孔子先生が言われました。
「言葉は伝達手段でしかないのだよ」



子曰わく、舜は其(そ)れ大知なるか。舜は問うことを好んで、邇言(じげん)を察するを好み、(後略)(中庸第六章・仮名中庸8頁)
孔子先生が言われました。
「舜(古代中国の聖天子)は本当の知者だろう。舜はその知をひけらかすことなく誰に対しても謙虚に問うことを好み、そのうえ身近で分かり易い言葉を考察することを好んだ」