微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

論語を読むに当たって大切なのは

 
 
論語を読むに当たって大切なのは、
正確な書き下しとか、
分かり易い現代語訳ではなく、
自分でどう活用するかにある。
 
 
 
子曰わく、仁に当たりては、師にも譲らず。(衛霊公第十五・仮名論語243頁)
孔子先生が言われました。
「仁に当たっては、先生にも遠慮することはないのだよ」

 
子曰わく、之(これ)を如何(いかん)、之を如何と曰(い)わざる者は、吾(われ)之を如何ともする末(な)きのみ。(衛霊公第十五・仮名論語234頁)
孔子先生が言われました。
「これはどうだろうか?、これはどうだろうか?と自分で考えるような者でなければ、私にはどうすることもできない」