孔子先生は真心を大事にされたのである。
孔子先生が言われました。
「口先がうまく、見せかけの良い表情を作る。こういう人には、仁の心は少ないだろう」
子游、孝を問う。子曰わく、今の孝は是れ能く養うを言う。犬馬に至るまで皆能く養うあり。敬せずんば何を以て別たんや。(為政第二・仮名論語14頁)
子游が孝について尋ねました。
孔子先生が答えられました。
「今では親に衣食の不自由をさせないことを孝というらしい。だが、そうであれば犬や馬などでも皆よく養えるではないか。敬の心がなければ、どうやって犬や馬を養うことと区別するのだろうか?」
子游が孝について尋ねました。
孔子先生が答えられました。
「今では親に衣食の不自由をさせないことを孝というらしい。だが、そうであれば犬や馬などでも皆よく養えるではないか。敬の心がなければ、どうやって犬や馬を養うことと区別するのだろうか?」
林放、礼の本を問う。子曰わく、大なるかな問や。礼は其の奢らんよりは寧ろ倹せよ。喪は其の易らんよりは寧ろ戚めよ。(八佾第三・仮名論語24頁)
林放が礼の基本を尋ねました。
孔子先生が答えられました。
「大事な質問だ。礼は贅沢するより、つつましくする方が良い。喪は形式を整えるより、心から悲しむ方が良い」
林放が礼の基本を尋ねました。
孔子先生が答えられました。
「大事な質問だ。礼は贅沢するより、つつましくする方が良い。喪は形式を整えるより、心から悲しむ方が良い」