微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

子どもと論語を読む

幼少期に意味は分からなくても、
論語の代表的な章句を丸暗記することは、
その子の学習能力や思考能力を高める訓練になるばかりか、
人としての道を踏み外す可能性を極めて少なくできると思う。
 
 
子曰わく、学びて思わざれば則ち罔(くら)く、思うて学ばざれば則(すなわ)ち殆(あやう)し。(為政第二・仮名論語17頁)
孔子先生が言われました。
「学んだとしても、その後自分で考えなければ、本当に分かったことにはならない。どんなに自分で考えても、きちんと学んだのでなければ、それは危うい考えになっているだろう」
 

子曰わく、誰か能(よ)く出ずるに戸に由(よ)らざらん。何ぞ斯(こ)の道に由ること莫(な)きや。(雍也第六・仮名論語73頁)
孔子先生が言われました。
「家を出るのに戸口を通らない人はいない。それなのに、どうして人は人の道(仁)を通ろうとしないのだろうか」
 
 
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