微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

子どもの叱り方?

子どもが失礼なことをしたり、
マナーに反したりすれば厳しく叱る。
 
 
孔子曰わく、命を知らざれば、以て君子たること無きなり。礼を知らざれば、以て立つこと無きなり。言を知らざれば、以て人を知る無きなり。(堯曰第二十・仮名論語313頁)
孔子先生が言われました。
「天命を知らなければ、君子の資格は無いだろう。礼を知らなければ、社会で役に立つことはできないだろう。言葉を知らなければ、人のことを本当に理解することはできないだろう。」
 
 
ただし、
子どもを叱るときは真剣に子どもの目を見て
『君のことが大好きだから怒っている』と理由も含めてはっきり伝える。
2歳の子どもでもなぜ怒られたかは理解できる。
幼いから言わないではなく、
幼い時だからこそ伝えていかなければいけないことがある。
(「オトコの子育て」タレント照英さん 2012/12/5付日本経済新聞夕刊 を参考にしました)
 
 
子曰わく、之を愛しては能(よ)く労(ろう)すること勿(な)からんや。忠(ちゅう)にして能く誨(おし)うること勿からんや。(憲問第十四・仮名論語204頁)
孔子先生が言われました。
「本当に人を愛するからには、その人を鍛えないでいることなど、できるだろうか。本当に相手を思うからには、その人を教え導かないでいられるだろうか。」