微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

友人の結婚式にて

昨日、友人の結婚式・披露宴に参加しました。
新郎には、多種多様な友人がいます。
しかも皆、苦しい時期を共に過ごした長い付き合いの人たちです。
付き合えば付き合うほどほど、みな彼の人柄に魅了されているようです。
もちろん新婦もそんな彼を心から慕っているようでした。
私もそんな彼の友人であることを誇りに思います。
 
 
論語の中から、そんな彼にふさわしい章句を二つ送りたいと思います。
 
 
子曰わく、君子は周して比せず、小人は比して周せず。(為政第二・仮名論語17頁)
孔子先生が言われました。
「君子は、広く公平に人と交際し、ある特定の人とだけ偏って交際することはしないよ。その反対に小人は、一部の人とばかり偏って交際し、広く公平に交際しようとはしないよ。
 」
 
子曰わく、晏平仲(あんぺいちゅう)善く人と交わる。久しくして之を敬す。(公冶長第五・仮名論語57頁)
孔子先生が言われました。
「晏平仲という人は、人と交際する道をよく心得ていたのだよ。だから、皆長く彼と交際して、益々彼を尊敬するようになったのだよ。」