微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

できるかできないかは生涯かけてみないと分からない

できるかできないかは生涯かけてみないと分からない。


冉求曰わく、子の道を説ばざるに非ず、力足らざればなり。子曰わく、力足らざる者は中道にして廃す。今女(なんじ)は画れり。(雍也第六・仮名論語71頁)
冉求(冉有)が言いました。
「先生の教えがわからないのではないのです。ただ私が力不足なため、先生の教えを行うことができないのです」
これに対して孔子先生が言われました。
「力が足りないかどうかは、力の限り努力してみなければわからない。本当に力の足りない者は、途中で力尽きる。今のおまえは、はじめから自分の力を見限っているだけだ」