微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

人物は公私を分ける

舛添都知事
税金が使われる政治資金を
家族の宿泊費や飲食費に充て、
公用車を自身の別荘への行き来に使っていたという。

公私の区別があまりに杜撰。

人物とは言えまい。


子游武城の宰たり。子曰わく、女、人を得たりや。曰わく、澹台滅明なる者あり。行くに径に由らず、公事に非ざれば、未だ嘗て偃の室に至らざるなり。(雍也第六・仮名論語72頁)
子游が武城の代官であったとき、孔子先生が言われました。
お前は人物を得たかね?
子游が言いました。
「澹台滅明という者がおります。彼はこそこそ小径に行きません。また、公事でなければ、まだ一度も私の部屋に来たことはありません