2015-10-03 不惑―四十にして惑わず(論語、為政第二④) 章句解説(為政第二) #哲学 孔子先生は 「四十にして惑わず」と言われた。 「惑わず」といえば 「知者は惑わず」という言葉もある。 子曰わく、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。(子罕第九・仮名論語125頁) 孔子先生が言われました。 「知者は迷わない。仁者は余計な心配が無い。勇者は恐れない」 「知」は知識でなく判断力であった。 http://blogs.yahoo.co.jp/rihito141/9960834.html 「四十にして惑わず」は 40歳で判断力を身に付けた、 とも解釈することができる。 子曰わく、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。(為政第二・仮名論語12頁) 孔子先生が言われました。 「私は15歳の頃、学問に志した(志学)。30歳で自立し(而立)、40歳で惑わなくなった(不惑)。50歳で天命を知り(知命)、60歳で素直に聞こえるようになり(耳順)、70歳で心の欲する所に従っても道を外すようなことは無くなった(従心)」