2014-12-12 執鞭の士(論語、述而第七⑦) 章句解説(その他) #倫理学 孔子が説いたのは仁(人の道)。 言うことを聞かないからといって 人を牛や馬と同じように叩くのは間違っている。 だから執鞭の士は賤しむべき役目なのだろう。 子曰わく、富にして求むべくんば、執鞭の士と雖も、吾亦之を為さん。如し求むべからずんば、吾が好む所に従わん。(述而第七・仮名論語84頁) 孔子先生が言われました。 「富を求めなければならないのなら、鞭をとる市場監督のような賤しい役目でもやればよい。だが、求めなくてもよいものなら、私は自分の心が好むところに従いたい」