微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

流れ星に願えれば叶う

流れ星が流れる
ほんの一瞬に願うには
四六時中頭の中で熱心に
考えていることでなければ
到底無理なこと。
 
それだけ熱心に
考えているのであれば、
いつか道は開けるのではないだろうか?
 
 
子張、行われんことを問う。子曰わく、言忠信、行篤敬なれば、蛮貊の邦と雖も行われん。言忠信ならず、行篤敬ならざれば、州里と雖も行われんや。立ちては則ち其の前に参するを見、輿に在りては則ち其の衡に倚るを見るなり。其れ然る後に行われん。子張、諸を紳に書す。(衛霊公第十五・仮名論語229頁)
弟子の子張が尋ねました。
「どうすれば、道が行われますでしょうか?」
孔子先生が答えられました。
「言葉に心からの誠意(忠信)が込められ、行動に心からの敬意(篤敬)が込められていれば、野蛮な外国に行っても道が行われるだろう。しかし、言葉に心からの誠意が無く、行動に心からの敬意が無ければ、身近な町や村でも道は行われないだろう。この忠信篤敬の四字が、立っている時には目の前にやってくるように見え、車に乗った時はその車に寄りかかっているように見えるというぐらいになって、はじめて道が行われるようになるのだよ」
子張は、この言葉を自分の着ていた服の帯に書きつけました。