微庵の論語メモ

現代語訳は可能な限り原文に忠実に、かつ分かり易くを心がけております。

大人でさえスマホでろくなことしないのだから

スマホを子どもに持たせる。
ネットの世界に一人で入る。
ろくなことしないのは当たり前。
 
大人でさえ
誰も見ていない一人の時に
不善を慎むのは難しいからだ。
 
子どもがネットに入るときは
保護者同伴にしようと思う。
 
 
 
小人間居して不善を為し、至らざる所無し。(中略)故に君子は必ず其の独りを慎むなり。(大学・仮名大学13頁)
小人は暇になると不善を行い、君子の道に至ることは無い。(中略)ゆえに君子は一人でいるときでも、必ずその身を慎んでいるのである。
 
 
君子は其の暗ざる所に戒慎し、其の聞かざる所に恐懼す。隠れたるより見わるるは莫く、微しきより顕らかなるは莫し。故に君子は其の独りを慎むなり。(中庸第一章・仮名中庸1頁)
君子は誰も見ていなくても常に自分を戒め慎む。誰も聞いていなくても恐れかしこまっている。隠した後で発見されたものほど目立つものは無く、ほんの少しのものほどはっきり表れるものは無い。ゆえに、君子は一人でいるときも慎んでいるのである。