2013-11-22 友だちのつくり方? ひとりごと #社会教育 前回見てきたように 良き友を持つことは 論語三大テーマの一つ。 論語には 友だちのつくり方も書いてあるように思う。 曽子曰わく、君子は文を以(もっ)て友を会し、友を以て仁を輔(たす)く。(顔淵第十二・仮名論語179頁) 曽先生が言いました。 「君子は、文によって友をつくり、その友と仁を磨く」 文とは学問を意味する。 孔子の求めた学問は仁の道(人としての道)。 そうすると、 この章句は 「仁の道を志す人を友とする」 と解釈することができる。 次の章句も 友だちづくりの章句と言える。 孔子曰わく、益者三友(えきしゃさんゆう)、損者三友(そんしゃさんゆう)、直きを友とし、諒(まこと)を友とし、多聞(たぶん)を友とするは益なり。便辟(べんぺき)を友とし、善柔(ぜんじゅう)を友とし、便佞(べんねい)を友とするは、損なり。(季氏第十六・仮名論語251頁) 孔子先生が言われました。 「有益な友だちは三種類ある。損な友だちも三種類ある。素直・正直な人を友とし、誠実な人を友とし、知識の豊かな人を友とするのは有益である。しかし、見栄っ張りを友とし、こびへつらうような人を友とし、言葉巧みで誠意に欠けるような人を友とするのは損である」